伝統的な漢麻は主に飲食や紡織や医療に用いられています。漢麻の種には脂肪やタンパク質、多種のビタミンと微量元素が豊富に含まれており、直接食べたり、煮たり、油を搾ることができます。漢麻の繊維は長きに渡り一般庶民の衣類の原材料にもなってきました。また、漢麻の根、皮、葉、花、種は全て薬として用いることができます。「本草網目」には、その活血化瘀、殺菌解毒、思考をクリアにし、だるさを解消し、肌や髪に潤いを持たせるなどの作用について詳細に記載されています。漢麻は今日に至るまで、農業、紡織、化学工業、製紙、レーヨン、合成木材、自動車の内装、新型建材、複合材料、食品、保健、医薬品、活性炭、バイオディーゼルなど14の産業に跨る発展を遂げ、製品は3000以上に上ります。
漢麻の種の柔らかい核の部分には、20種類のアミノ酸が含まれており、そのうち9種類は私たちが体内で生成できない基本アミノ酸です。漢麻は自然界において多価不飽和脂肪酸を最も多く含む食物であり、微量元素と吸収し易いタンパク質を豊富に含み、アレルギー症状、注意欠陥障害、及び高脂血症に効果的です。
漢麻の種は、オートミールやヨーグルト、サラダにかけてそのまま食べることが出来、または、小麦粉やオイルを生成してパンやケーキ、ビールなどを造ることもできます。さらに漢麻の種に玄米シロップと有機ショ糖を混合して、健康食品、アメ、チョコレート、オートミール、及び各種美味しい飲料を造ることができます。
製品:漢麻の種の小麦粉やオイル、パン、ケーキ、ビール、アメ、チョコレート、オートミール等、様々な美味しい食品や飲料が研究開発されています。